銀箔の効果

日本画

2019年12月9日〜15日のグループ展に向けて、F8号作品を制作しています。

今日は銀箔を全面に貼りました。

銀箔を貼るときは三千本膠一本に対して水50ccという、一番濃い膠を1.5〜2倍に薄めて使います。

下地となる銀箔があとで剥がれてくると作業に収集付かなくなるので、ガチガチに貼っておくことが重要なのです。

銀箔は硫黄で硫化させれば色の変化を楽しめるし、上から胡粉を引けば鮮やかな白になるし、表現の幅が多彩で好きな素材です。

ただし、銀箔は空気中の硫黄分と反応して年月が経つと黒く硫化する恐れがあります。

ぬるま湯で溶かしたみょうばんに膠を混ぜたドーサ液を調合し、銀箔に塗布します。

これでかなりの年月、硫化から銀を守ることができます。また、上からの絵の具の食い付きも良くなります。

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